ninoのまち

アルテミスの愛

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(F2 5sec. ISO1600)

今宵 月の光に抱かれて




むかしむかしあるところに、オリオンとアルテミスがおりました。
アルテミスは月の女神様。
そして、狩りの名人でもありました。
いつしか恋におちた二人。
しかし、そんな二人とはうらはらに
アルテミスの兄はオリオンを快く思っていませんでした。

ある日、兄はアルテミスに言います。
「いくら狩りの名人のお前でも、あの海の彼方に輝く光を射抜くことはできまい。」
彼方に輝く光…。
実は、それは事前に兄から金の粉をかけられていたオリオンだったのです。
アルテミスは兄に言います。
「そんなの簡単よ。」
何も知らないアルテミスが放った矢は、見事その光を射抜いてしまったのです…。

悲しみにくれるアルテミスは、父にお願いをします。
「どうかオリオンを星にしてください」と。
不憫に思った父はアルテミスの願いを叶え、オリオンを空にあげました。
場所はもちろん、アルテミスのすぐ近く…。

銀の馬車に乗って夜空を駆ける月の女神。
そのかたわらには、今夜もオリオンが笑ってたたずんでいるのです。

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by ninocafe | 2010-03-02 22:15 | star